オタクの自分語り場

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自分RESTART

 こんにちは。

 

 テレビアニメ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期 7話「夢の記憶」、最高でしたね。虹ヶ咲での推しの一人である三船栞子の個人回でありました。三船栞子が再び「走り出す」回であり、「夢を追うこと」を大切にするアニガサキを象徴する回だったのではないでしょうか。

 

 私自身はTwitter等では表に出さないようにしてましたが、スクスタで「色々」とあったために一部不安視する声も2期放映前はありましたが....。完全に杞憂でしたね。

(1話のランジュを見て全く心配ないな、とは思ってましたが。ここまでとは...。)

(スクスタくん、メインストーリーは色々あったけどキズナエピソードは100点中1000億点付けれるぐらい掘り下げが凄いからみんな読んで...)

 

 さて、7話を通して感じたことを書き散らかします。

 

<要注意>

ネタバレ・解釈違い・語彙力皆無文etc...

 

 

 

 

 

 



1.スクールアイドルをしていた薫子

 放送開始初っ端のこのシーン、「ヤバイ!!!!」と直感しました。

 ゲームの展開とは異なり、栞子がスクールアイドルに対して最初から友好的だったのは、もしかして薫子の影響...?とこの時点で察しました。

 いつもはTwitterハッシュタグ実況をし、後半に行くにつれて感情がバグって実況できなくなるのが常でしたが、この時は最初から何も言葉に表すことができませんでした...。

 

2.幼いころの栞子の夢

 紫苑女学院の資料室にて薫子の口から語られる栞子の夢。

 高校生になったら姉と同じスクールアイドルになりたい、と話していた幼いころの栞子。この話をする時の薫子の語り口もどこか楽しげ。自分の代は「パッとしなかった」と言うものの、良い思い出だったんだろうな...と。

 私も学生の頃はガッツリ部活に打ち込んでましたが、成績もパッとしないものでした。でも、とにかく楽しかった記憶はあります。(試合では応援団長紛いの役割をすることが多かったですね。)

 この後の薫子の言葉も含め、彼女には共感する箇所が多々ありました。

 

3.夢を「諦めた」と言う栞子

 せつ菜を始め、同好会メンバーが栞子をスクールアイドルに誘い、栞子が強く拒否するシーン。栞子の「適性」を重視する生き方のきっかけに姉が強く関係している点はスクスタでも語られていたところですが、その内容は全く違いましたね。

 「夢破れ後悔する姉」を見た結果、夢を追うのではなく自分の出来ること(適性)を重視し、他の誰かをサポートする生き方を選んだと。これはこれで「素晴らしい生き方」だと私は思いますし、この生き方をこの歳で徹底できる栞子は本当に凄い子だと思います。

 

 でも、ホンマにそれでええんか?

 

5.「夢の記憶」

 栞子の回想シーン。ここにきてタイトル回収...。

 ランジュが香港に引っ越してしまい栞子が寂しそうだからと、学校に連れて行って自分のステージを見せてあげる薫子は本当に良いお姉さんですよね。たとえ「パッとしない代」だったとしても、栞子からすれば理想のスクールアイドルであり、目標であったのも納得です。

(5話辺りで栞子をツーリングに連れ出そうとしてた辺り、自由奔放なところはスクスタ世界線とそう変わらないのでしょうが...)

 

 そんなお姉さんが最後のステージで涙を流した。幼い時分だと「涙=後悔」と思い込んでも致し方ないです。自分よりもカッコよくてキラキラしていた憧れの人が飛び込んで「後悔した」ことを、自分がやっても「絶対に失敗する。同じ思いはしたくない。」と考えてしまったのでしょう。だからスクールアイドルの夢を諦めてしまったと思います。

 

6.「後悔、するんじゃないかな」

 栞子を気にかける同好会メンバー。「適性」の有無に関わらず、「夢」へ向かって駆け出し奮闘する侑の「後悔、するんじゃないかな。」の言葉は非常に重みがありましたね。その上で、栞子の「適性」を重視する考えを否定せず、それでも「夢を諦めないで欲しい」という想いを伝えようとする同好会メンバーの優しさが身に染みますね...。

 

7.2年生たちとフェスティバルを楽しむ栞子

 りんかい線のマスコットキャラクター「りんかる」が射的で標的にされていたり、VR格闘ゲームで栞子が割とノリノリな顔で楽しんでいたり、愛さんが三輪車でとんでもないコーナリングをキメてたりと見どころ満載のシーンでしたね。

 でも、個人的に一番大切なのは上記のシーン。感想を尋ねられた栞子の一言が、「どなたも自分のやりたいことを体現されていると感じました」。ここまで、徹底的に栞子は「自分」を抑制し続けていますよね。だからこそ、この後のシーンが非常に刺さりました。

 

8.夢のはじまりの場所

 栞子の「夢のはじまりの場所」でせつ菜を始め、同好会から栞子へ述べられる感謝の言葉。「栞子のお陰でみんなの夢を叶える『スクールアイドルフェスティバル』が無事開催できた。だからこそ、みんなの夢を叶える日に栞子の夢も叶えて欲しい」、と。この辺りから同好会メンバーの優しさに涙が止まらなくなっていました。

 それでも、夢を叶えて欲しいと言われ、自分でもどこかで夢を諦めずにいられなくとも、「憧れの人が失敗して後悔した」ことには中々踏み出せないですよね。それでも、とにかく蓋をして押し殺していた栞子の想いが、同好会メンバーの言葉をきっかけに蓋が外れてあふれ出していくような印象を受けました。

 

 そこに現れる姉の薫子。自分のスクールアイドルの夢自体は上手くいかなかったが、決して後悔してないと、栞子の誤解を解く言葉を語りかけていくシーン。

 

 薫子「確かにあの時は悔しかった。でも、やってよかったと思っている。」

 薫子「私はあなたが応援してくれたから、幸せな高校生活を送れたと思ってる。それで今は教師になって、たくさんの生徒を、あなた(=栞子)を、応援できる人になりたいと思っている。」

 歩夢「三船さんはお姉さんのステージを見て、たくさんの幸せをもらったんじゃないの?」

 

 薫子と栞子の「絆」を強く感じるやりとりでした。幼いころの栞子が応援してくれたから、今度は教師と言う形で栞子を応援したいという薫子の想いが身に染みる...。「やってもらって嬉しかったことを、誰かにしてあげたい」みたいなことってよく言われると思うのですが、その理想形を体現した関係性ですよね。

 

 そして、スクールアイドルの夢を再び追いかける決意を固めた栞子に対する一言。

 

 果林「やりたいという気持ちがあなたにあるのなら、それだって十分適性と言えるんじゃない?」

 

 栞子の適性を重視する思想を否定せず、逆に背中を押す言葉につなげる果林先輩本当にイケメン過ぎるんよ...。

 

そうして恒例の結界を発動して披露される『EMOTION』。

作詞・作曲はtofubeatsさん。物語としっかり紐づいた詞と、栞子の「和」要素をふんだんに取り入れたメロディを本当にありがとうございました。

しかも兵庫県神戸市出身の方とのこと。同郷のスバラシイヒトがこんなところにも...。

(小泉萌香さんは尼崎出身だし、矢野妃菜喜さんも兵庫県出身らしい。ヒョーゴスラビア出身者って結構案外多いね)

9.同好会に加わった栞子を遠目で眺め、悲しげな表情を浮かべるランジュ

 なあ、ショウ・ランジュ。君は...。過去に何があったんだい...? 素直に「お友達」になりたいと言えない、何かがあるのかい...?

 1期10話あたりの歩夢に通ずる「何か」を感じます。完璧人間に見えるランジュにも、「何か」があるんだよな...。

(スクスタもそうだったから、もっと感情に来る「何か」をアニガサキは構えてそう...)

 

<総まとめ>

 オタクの感情をダラダラと書き連ねましたが、7話を無理やり一言でまとめると、

「三船栞子が再び走り出した」お話だと言えるのではないでしょうか。

 アニガサキではスクールアイドルとしての成長だけでなく、キャラクターそのものの成長を描いてくることが非常に多いです。今回はそんなお話でした。今まで失敗への恐怖から「本当にやりたいこと」を押し殺して生きてきた栞子が、色んな人の支えを得て「やりたいこと」へ向かって一歩を歩み始めることができた。これは当に三船栞子という1人の人間としての成長物語でしょう。

 やってみたいことがあるのなら、チャレンジしてみよう。失敗してしまっても、そこから何かを学んで次に繋げればいい。やってみて無駄なことなんてない。この考え方は、高校生・大学生である虹ヶ咲メンバーや栞子・薫子に限らず、若手社会人である私など多くの人たちに通ずるものではないでしょうか。

 アニガサキはある意味私にとってただのアイドルアニメではなく、生きる上の考え方を教えてくれる存在です。是非、色んな方々に見ていただきたい作品です。この後の物語も非常に楽しみですね。

 

〈おまけ〉

 ブログの題名の元ネタは765PRO ALLSTARSの名曲「自分REST@RT」です。

 先日バンナムフェス2ndに参加してきまして、その時に765ASパートの最後に流れた曲です。BNF2ndDay1の日に三船栞子の「RESTART」ともいえる7話が放映されたのも、何かの因果だと思い題名に採用しました。

 最高にHappy-Amazingなお祭りでしたね。プロデューサー勢から見た虹ヶ咲の感想を見たり、ラブライバーから見たアイマスの感想を見るのがめちゃくちゃ楽しいです。またこんなお祭りがあればいいなと思う所存です。電音部はハラジュクがめっちゃ好き

 

以上